皆さんは、テレビの音が聴き取りづらい、音量を上げてもうるさくなるだけで解決しない、といった経験はありませんか?
音量を上げても効果音が大きくなるだけで、セリフが全然聞こえないよ。
聴き取りづらい原因は
①高音が過剰に出ている
②内蔵スピーカーがしょぼい
この2つが大きな原因です。
我が家でもそんな状況だったので、解決するためにテレビの音を改善するためにサウンドバーというスピーカーを導入しました。
導入の経緯
僕は妻の両親と同居しているのですが、お母さんは耳があまり良くなく、テレビの音が聴こえにくいとよく嘆いてます。
音量を上げても耳がキンキンするだけで、全く解決しないとのことです。
特に人の声が聞き取りにくく、字幕が無いと何を喋っているか分からないとのこと。
韓流ドラマが好きでよくハマっているのですが、セリフが聴こえないと楽しみも半減してしまいます。
そこで、テレビの音質を改善するために、サウンドバーを導入することにしました。
テレビの音が耳障りに感じてしまう経験は、誰しも心当たりがあるのではないでしょうか。
テレビの音が聴こえない原因
テレビの音が聴こえないのは、高い音が出過ぎていることで本来の音とはかけ離れた不自然な音になってしまっていることが大きな原因です。
画面が薄型したことで、内蔵スピーカーも薄っぺらくなってしまったことも関係しています。
我が家のリビングで使っているテレビは、シャープのLC-52US30という52インチのテレビです。
先述の通り、近年のテレビは薄く大画面化した反面、音も薄っぺらくなってしまいました。
高音域が強調されてしまい、我が家の現状は「セリフが聴こえない」→「音量を上げる」→「高い音が耳に刺さって不愉快に感じる」といった悪循環に陥っています。
低音については、そもそも内蔵されているスピーカーが貧弱過ぎるため全然出ません。
テレビ側の音質調整で無理やり出そうとするとボワンボワンして不自然な音になってしまいます。
そこで、有効な改善策の1つとしてサウンドバー(シアターバー)と呼ばれるスピーカーを導入しました。
サウンドバーの利点
サウンドバー(シアターバー)は、
・場所を取らない
・設置が簡単
といった、初心者の方でも手軽に扱えて、映画やアニメ、テレビ番組などを視聴する際にもそれなりの迫力で楽しめる、インスタント・ホームシアターです。
今回購入したのは、DENONさんのDHT-S516Hという製品です。
必要な機能
購入に当たっての注意点は、
・サブウーファーが付いている
・イコライザー(トーンコントロール)機能が付いていて、手動で音の調整ができる
この2点がとても重要です。
サブウーファーがないと薄っぺらい音になってしまい、テレビの内蔵スピーカーに毛の生えた程度の音しか出ません。
また、イコライザー機能(トーンコントロール)が付いてないと、キンキンする高い音を抑えることができず、耳が疲れたり、セリフなどが聴き取りづらいままになってしまいます。
この2つの条件を満たすシアターバーは少ないので、購入を検討の際はお気をつけください。
手動で音の調整ができないと意味がないので、気をつけましょう。
開封&設置
実際に設置していきます。
バースピーカーのサイズは
幅約1m(1018mm)
高さ8.6cm
奥行きは10.4cm
です。
サブウーファーのサイズは
幅17.2cm
高さ31.1cm
奥行き33.2cm
とかなりスリム体型です。
設置場所は、バースピーカーをテレビの真下、サブウーファーをテレビの裏側に置きました。
壁の近くにサブウーファーを置くと音質を悪化させてしまう原因になるのですが、目立たない場所に置かないと嫁さんにタイキックされてしまいます。
テレビラック付近の床に直置きしようものなら、3日後にはリサイクルショップの店頭に並んでいることでしょう。
家庭内の平和を保つためには、部屋のレイアウトを阻害しないことが最優先なので、音質が理想的になる場所に置くことは地政学的に不可能です。
一般家庭において、「完璧で理想的な音」を追求する必要はありません!
音響製品を使用するにあたって、理想的な配置じゃないとダメなんてことはありません!
シアターバーの音を調整
最近のシアターバーは、スマホのアプリと連携して設定を行うのが主流です。
DENONの場合は「HEOS」というアプリを使用します。
ここで、トーンコントロール機能が重要になってきます。
トーンコントロール機能を使い、音声を「1/fゆらぎ」のある状態に近づけましょう。
このシアターバーも、初期設定だと高い音が過剰に響いてしまい、耳にキンキンくる状態でした。
部屋の中を不快な音が反射して、増幅してしまいます。
なので、高音をがっつり下げて、不快に感じなくなるように調整します。
低音とサブウーハーも少し強過ぎたので、抑え気味にします。
かなり広い部屋で使う場合などは調整しなくてもいい場合もありますが、一般的な家庭で使用する場合は、高い音が特に反響しまくるため、調整は必須でしょう。
基本的に高音と低音を抑えることでバランスが整い、聴き心地の良い音に改善します。
実際に使ってみて
テレビの内蔵スピーカーで視聴していた頃と比べて、劇的に音が改善しました。
より生の音に近くなり、しっかりと低い音も出ているので、臨場感が大幅に向上しています。
嫁さんのお母さんも、以前より聴き取りやすくなったと喜んでくれています。
そもそも、聴力的に普通の人よりも音量を大きくしないと聴こえないのですが、音量を上げても耳に刺さる様な不快感は無くなりました。
低い音もボワボワすることなく、自然な感じで出ています。
まとめ
最近のテレビは、薄型化&大画面化した反面、内蔵スピーカーが貧弱です。
対策としてサブウーファー&手動トーンコントロール(イコライザー)機能付きのサウンドバーがおすすめ(かなり限定的)です。
シアターバーを導入しても初期設定のままでは高い音が強調されやすく、結局セリフが聴き取りづらい傾向があります。
かといってボリュームを上げるとキンキンして耳に悪いので、トーンコントロール(イコライザー)機能を使って不快な音を抑えましょう。
また、置き場所はなるべく目立たないところにした方がレイアウトがスッキリします。
日常生活に馴染む場所に設置する様にしましょう。
トーンコントロール機能はどうしても、各メーカーの上位モデルにしか付いていません。
リーズナブルなモデルを選択してしまうと、買ったはいいけど耳障りな音に悩まされ、結局使わなくなってしまいます。
お金だけ失う最悪のパターンです。
安いモデルは罠だらけなので、買わない方がマジでマシです。
かといって上位モデルをメーカごと全て紹介すると、結局どれを選べばいいんだよ!なんてことになってしまいます。
僕がおおすすめの製品を載せますので、ご購入はこちらからどうぞ!
※スペースに余裕がある方は、別売りのサブウーハーを追加(推奨)すると、迫力がケタ違いになります。
決して安くはありませんが、劇的に音が改善され、価格以上の価値があります。
おうち時間が格段に充実しますよ!
セッティングも簡単ですので、現状のテレビの音に満足していない方は、ぜひお試しください。
くれぐれも、安物買いの銭失いにはお気をつけくださいね!
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