普段聴いている音楽が、生演奏の様に再生されたらもっと音楽を聴くことが楽しくなると思いませんか?
普段聴いている音楽は、いかにもスタジオで収録されましたという感じで聴こえていないでしょうか。
この聴こえ方を生演奏に近付ける方法を発見することがでたので、紹介したいと思います。
生歌、生演奏を再現するには中音(500Hz~4Khz)を増幅させる必要があるという結論に至りました。
これによって、倍音のような音響効果が発生し、とても聴き心地の良い音になります。
まさに音質革命!
設定方法
使用する音楽プレーヤーは、ONKYOさんの「Onkyo HF Player」(iPhone版のみ)です。
イコライザーを使って高音と低音を小さくすることで、自然な感じのバランスになります。
詳細な設定方法については、こちらの記事を参考にしてください。
イコライザー機能が付いていれば、他のアプリやプレーヤーでも応用が可能です!
意識して聴き比べてみて分かったこと
どの曲も基本的に高音と低音がかなり強調されている傾向があるので、相対的に中音(500Hz~4Khz)を大きくすることで改善します。
しかし、あるアーティストの曲で最適なバランスに調整した音が、別のアーティストの曲ではイマイチ…ということが頻繁にありました。
曲(収録されたCD)ごとに初期設定されている音のバランスが若干違うので、完璧を求めるのであれば全ての曲ごとに最適なイコライザーを設定するべきですが、現実的ではありません。
そのため色々なアーティストの曲を聴き比べながら、いい塩梅の設定を探しました。
1曲ごとに設定していたら、時間がいくらあっても足りません。
調整後の結果
今回調整した2種類のイヤホンと、Bluetoothスピーカーの波形がこちらです。
DALI KATCH(Bluetoothスピーカー)
ほとんど同じ形になり、とてもシンプルな形です。
BluetoothスピーカーとBoseのイヤホンに至っては全く同じです。
この設定で音楽を聴くと倍音が増幅されて、自然な音で、生歌、生演奏にかなり近くなります。
音の「響き」が各段に良くなり、とても聴き心地が良い音になり、脳に良い刺激が入っているのが分かります。
初期設定では聴こえていなかった音がはっきりと聴き取れるようになります。
今までは本当の音楽を聴いていなかったと思えるくらい変わります。
イコライザー設定をした後、イコライザーを切って元の音で聴いてみてください。あまりの違いに驚くと思います。
レコーディング時、意図的に生っぽさを無くしている(レコードとの差別?)のかと思うほどです。
これは実際に経験することでしか確かめる術はありませんので、是非ともお試しください。
この形を元に、それぞれのイヤホン、ヘッドホン、スピーカーごとの特性や、自分の耳に合った音をお探しください。
音源の質が悪いと音割れが発生しやすいので、注意が必要です。
製品、機種ごとに最適な設定は異なる
製品ごとに異なるチューニングがされていて音のバランスが違うので、イヤホンに限らずヘッドホン、スピーカーなど再生機器を複数持っている場合は別々で設定する必要があります。
また、イコライザーで音の出方を調整しても異なる製品で全く同じ音を出すことは不可能でした。
製品ごとに個性があり、音に特長があります。
音楽プレーヤーアプリごとにも微妙に音質やバランスが違います。
ONKYOさんの音楽再生アプリの方が綺麗な音(高音質)で聴けることに加えて、イコライザーの性能も優秀なので、iPhoneをご利用の方は「Onkyo HF Player」の利用をおすすめします。
まとめ
レコーディングされた初期設定の音では生歌、生演奏とは正反対の音作りになっています。
自然な響きが無く、いかにも狭い空間で録音しました感のある不自然で窮屈な音で、聴き疲れしやすく、長時間聴くことが難しいです。
音楽を生歌、生演奏風に聴きたかったり、現状の音質に不満、違和感のある方はぜひお試しください。
アナログレコードの様な暖かみのある音楽を聴くことができます。
Bluetoothの性能も現時点では高くないiPhoneで、ハイレゾ音源でもないのにとんでもない音質に化けます。
また、iPhoneに限らずイコライザー機能の付いている他の音楽プレーヤーなどにも応用することができます。
ただし、安価なイヤホンは性能が低く音割れも起こしやすいので、なるべくなら2万円~の価格帯の製品をご使用いただいた方が良いと思います。
特に最近はBluetoothイヤホンでもケーブル接続のイヤホンと遜色ない音質になってきていますし、ケーブルの煩わしさを考慮するとワイヤレスイヤホンの方に軍配が上がりそうです。
イヤホンの購入、買い替えを検討されている方はこちらからどうぞ
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