音楽で聴き疲れを起こしてませんか?
オーディオ用のアンプやスピーカーを買ったけど、いざ音楽を聴いてみると何か耳が疲れる。
店頭では音に惹かれて買ったのに、長時間聴いていられない。
アナログレコードの様な生歌、生演奏に近い、暖かみのある音楽を聴きたい。
そんな経験やお悩みは無いでしょうか。
そんな状態を改善する方法の一つに、イコライザー(トーンコントロール)機能(以下、「イコライザー」と言います。)で音のバランスを整えるという対策があります。
生歌、生演奏の様な音を再現するには中音(500Hz~4Khz)を増幅させ「1/fゆらぎ」という状態を作ることで、倍音のような音響効果が発生し、とても聴き心地の良い音にすることができます。
コストを掛けず、イコライザーをいじるだけで音質改善が可能です。
アクセサリー系までお金を掛けるのはちょっと…という方は必見です。
イコライザー(トーンコントロール) 調整方法
今回はLUXMANのL-509uプリメインアンプを使用したイコライザーの設定方法を紹介していきたいと思います。
全般的に共通することなので、違う製品を使われている場合でも参考になると思います。
製品によっては、余計な機能を付けないことで高音質化を目指すという目的で、稀に イコライザー機能の付いていない製品もありますが、僕はイコライザー はあった方が良いと考えています。
音楽を聴きながらツマミを回すだけでOKなので、とても簡単です。
プリメインアンプの多くは、高音と低音の2種類の強弱を調整する機能が付いています。
「TONE CONTROL」がイコライザー機能のことです。
「bass」が低音で、「trable」が高音の調整になります。
12時の位置が初期位置で、調整を加えていない状態になります。
ツマミを右に回すと大きくなり、左に回すと小さくなります。
音楽を再生しながら大きく動かして、音の違いを確認しましょう。
高音も同じ要領で聴き比べます。
アナログ式のツマミは音の繋がりが滑らかなので、シンプルに調整ができます。
音楽を再生しながら(可能なら大きめの音で)、うるさく感じないポイントを探しましょう。
- 歌手、ボーカルの声の「さ行」が耳に刺さらない感覚の場所を探す
- 女性の歌手、ボーカルだと分かりやすい(ZARDやSuperflyなど)
- 音量を上げて、さ し す せ そが耳につく感じがしない所まで下げる
- とはいえあまり高音を落としすぎると、暗い音になってしまうので注意
- 特に4khz~5khz辺りから、耳につく高音が出てくる傾向が強い
相対的に中音(500Hz~4Khz)が大きくなるようにしましょう。
調整完了
最終的なバランスはこのようになりました。
ツマミを左に回すだけです。
とても簡単。
高音、低音共にかなり弱めているのが分かると思います。
設定していない状態で音量を上げると、高音と低音共に耳が痛く感じるほどの不快感がありました。
部屋の防音、振動対策といったコスト、労力の掛かることは一切やっていませんが、相対的に中音(500Hz~4Khz)を大きくすることで、生歌、生演奏に近い音質に近付けることができます。
是非お試しください。
音楽で聴き疲れする原因についてはこちら
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